泉川獅道 IZUKAWA SHIDO
大阪芸術大学大学院卒、芸術博士
幼少より西洋音楽の専門教育を受けながら育ち、音楽理論、作曲法やさまざまな楽器の演奏法を学ぶ。十代半ばにはピアノ、クラシック音楽のレッスンに区切りをつけ、ロックの世界に可能性を求めバンドを結成、解散後シンガーソングライターとしての活動を始める。その後、大阪芸術大学音楽工学専攻に進学、最先端の現代音楽・電子音響音楽に出合い、その創作研究に専念、その過程で都山流尺八竹琳軒大師範、湯浅富士山師に出会い尺八を吹き始める。後に同大学教授で音楽学者の志村哲| 志村禅保氏、月溪恒子氏の思想に強く共感し仏教芸術としての「地無し尺八・尺八古典本曲」の演奏・研究の世界に身を投じる。引き続き、同大学院へと進学、06 年にフランス留学目前でターニングポイントを迎え最終的に尺八古典本曲を研究した博士論文、現代音楽作品(テーマ:コンピュータを活用した先端テクノロジーと伝統文化の融合)の作曲により芸術博士号を取得修了。
2008 年、米国人尺八奏者ジョシュスミスと尺八デュオ「黒船」を結成。平城宮跡や石舞台・高松塚古墳、宇治上神社など世界遺産や古寺名刹での演奏を特徴とした独特の演奏活動が話題となり、各方面から評価を得る。またAPEC観光大臣会合など国際舞台での出演も多い。現在は観光大国を目指す21世紀の日本において「古くて新しい伝統文化」の発信源となるべく、グローバル活動「
黒船-KUROFUNE
」として展開中。ほか関西の若手音楽家による日本伝統音楽保存のための団体「
吹けっ!邦楽の風!
」を主宰。作曲コンクール優勝、ヨーロッパ各国の国際音楽祭に出品出演、情報処理学会受賞等各種有り。2011 年4 月には奈良當麻寺中之坊より「奏師」号を拝受。現在、大阪芸術大学講師。現代経営技術研究所講師。東洋音楽学会、情報処理学会ほか会員。
泉川獅道は「現代社会を尺八の穴から見る」をキーワードに、尺八奏者・作曲家・サウンドプロデューサー・研究者・大学教員・講演家として幅広く活動。アカデミックな世界から、伝統文化、J-POP シーンまで幅広い視野と多視点から捉えた「最もシンプルで最も複雑な楽器・尺八」の魅力を発信している。
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邦楽・和楽器、尺八演奏、尺八デュオ黒船-獅道
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